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看護師は長く仕事から離れると復帰するのに勇気がいる?
どんな仕事でも、数ヶ月〜1年程度休職してしまうと再就職したり復帰したりすることが億劫になったり、怖かったりするものです。
私の看護師の妻は、体調不良もあり看護師の仕事を辞め休職して1年程経ちます。
それまでは、看護助士から始め看護師になり30年以上も第一線で頑張ってきました。
おそらく楽しい思い出よりも、辛い思い出の方が多く、また夜勤・準夜勤・日勤と不規則な生活の中で心身を酷使して来たのです。
走りづめに走って来たところで、体調不良とは言えほっと一息ついてしまったことで、再び走り出す勇気が出せずにいるような気がします。
まだリタイヤするには数年早く、働いて欲しいのは山々なのですが、そんな現場復帰が怖い、勇気が出ない気持ちも理解できるので、そっと見守ってはいるのですが。
いっこうに新しい仕事先を見つけようとする気配を見せません。
ある程度年齢がいった看護師が現場に復帰するのを躊躇う理由はいくつかあると思うので、挙げてみようと思いますが、どうなのでしょう。
看護師の妻が職場復帰を躊躇う理由とは?
看護師同士の付き合いが面倒だし怖い?
一旦看護師の現場から離れた理由にもよると思いますが、職場での人間関係が元で心身のバランスを崩してしまっての離職なら
こんな理由も大いにあるでしょう。
看護師の世界はある意味陰湿。
私の妻は同僚の看護師(どちらかというと古株で年下の看護師)からいじめを受け、辛い思いをして働いていたこともあるので、
またあんな目にあったらどうしよう・・・・。
また気を使って働くのは嫌だな・・・・。
とかどうしても思ってしまい復帰を躊躇してしまっているのかもしれません。
現場についていけるか不安?
医療の現場は日々進歩しています。
看護の精神は普遍でも、医療機器、薬剤、看護手法、どんどん新しくなっていき、少し現場から離れてしまうと
たちまちついて行けなくなるものです。私の妻のように50代後半ともなると追いつくのは至難の技でしょう。
こんな私が現場に復帰できるだろうか?迷惑をかけるんじゃないか?
とどうしても消極的になってしまうのかもしれません。
本当に復帰先が見つかるか悲観的?
看護師はいつも不足しているからすぐ再就職先が見つかる!
なんて昔の話。または若い人達だけの話です。
年齢が上になるほど看護師といえど求人に引っかからないのです。
特に50代になってからは求人の年齢制限で面接さえしてもらえないことが多くなったように思います。
妻の場合も例外でなく、専門の科目の求人に相手にされず、以前は仕方なく老人養護施設の看護師をやったりもしていました。
きっと今回も就職活動に苦労すると二の足を踏んでいるのかもしれません。
自分の体力に自信を失ってる?
体調を壊して離職し、休養していたのですが、体力が回復したかというとしていません。
長年体を酷使し、かつ不規則な生活を続けてきたせいで心身のバランスを崩したのはそう簡単には元には戻らないようです。
いやもう戻らないかもしれません。
そんな状態で、あの過酷な現場に戻るのは本当に勇気がいることでしょう。
若い看護師やお局看護師がいることを思うと気が滅入る?
妻が言っていたことですが、一番たちの悪いのは、生意気な年下の看護師らしいです。
歳をとった40代、50代の看護師が新しく就職してくると、こういった若い看護師がその病院に先に勤めていたということだけで偉そうに振る舞い、
年上の看護師の先輩である新人に敬意を表さないことが多いようです。
歳取ったお局さんは、嫌われないように気を使わないと行けないし・・・・。
仕事云々の前に、こう言った人間関係を再構築していかないといけないのは本当に気が滅入ることでしょう。
働く気力やモチベーションを失ってしまった?
長い間離職して家庭でゆっくり(もちろん家事では忙しくしてましたが)してしまったため、
再び仕事をする気力が出てこない・・・・やる気が起こらない・・・・
のかもしれません。
マラソンランナーが走っている途中に立ち止まってしまうと、再び走り出すのが大変だったり再び元のスピードでは
走れなくなるのと一緒です。
こればっかりは、どうしようもないのですが、生活のため!をモチベーションにしてもらうしかないでしょう。
【まとめ】看護師は歳をとると再就職がし辛い
以上のように、自分側の都合だけでなく、外部要因も合わさって、歳取った看護師は再就職が難しいように思います。
心身の疲労や病気でやむなく離職する場合を除いて、看護師の皆さんは極力辞めない方がいいでしょう。
若い時はなんとかなっても、歳をとっていくと職場への適応力も低下していきます。
生意気な若い看護師も多くなります。
どうしても転職したい時は、専門の転職サイトのアドバイザーに転職先の情報を聞いたり相談したりして
極力自分に合った転職先病院を見つける努力を惜しまないようにしましょう。