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看護師の妻にありがちな夫へのモラルハラスメントとは?
モラルハラスメント(以下モラハラ)、パワーハラスメント(以下パワハラ)、そして家庭内DV。
世間一般では、夫から妻へ行われる行為のように思われがちですが、実はその逆もあり、
妻からのモラハラやパワハラで苦しんでいる夫は大勢いるのではないでしょうか。
特にモラハラは危険です。
モラハラとは、「モラルハラスメント」の略称で、道徳・倫理に反したいやがらせで相手を精神的に追い詰める行為全般を指すそうです。
そのため、モラハラは精神的DVといわれることもあります。
肉体的な暴力を振るうわけではないので周囲に気づかれにくく、加害者も被害者も「これはモラハラだ」と認識していない場合もあります。
気性が強くプライドが高く、そして経済的にも自立していて自分に自信のある女性が
夫に対してモラハラ行為を行なってしまうことが多いようです。
こういった要素の多くの部分が当てはまるのが、実は看護師として働く女性達なのです。
最初に言っておきますが、以下の意見は私の私見を書いたものです。
エビデンスがある訳ではありません。
ただ、30年以上看護師の妻や看護師の友人と過ごしてきた体験から至った考えなので、100%正解とは言えないまでも、当たらずも遠からずと言えるものです。
看護師の妻の皆さん、そしてその夫の皆さんに読んでいただき、自分たちはどうなのか自問自答してもらえたらありがたいです。
そして、夫婦がお互い幸せになるため、話し合えるきっかけになることを願っています。
妻から夫への具体的なモラハラ行為とは?
妻が夫を精神的に追い詰める行為とはどんな事なのでしょう。
あなたの奥さんはどうですか?
そして、看護師であるあなたはこれに当てはまる言動をしていませんか?
●夫のことを無視し関心を持たない
→存在自体を無視することもあるでしょうが、夫の仕事に関心を示さないとか、夫が仕事で大変そうとか思いやらないといった、夫への関心が薄いことも入ります。
こんな妻は、自分の話ばかりして夫の話を聞こうともしない。自己中心的で、いつも自分が一番頑張ってる!自分が正しい!と考えがちです。
●夫の収入にケチをつける
→看護師は収入が多いため、ついつい夫の収入と比較した言動が多くなります。自分の方が多いとか、あまり変わらないのにどうして私が家事の負担が多いの!とか、あなたのお小遣いはこれだけで十分でしょ!とか言ってしまうのです。
●子供に夫の悪口を言う
→「子供の前では夫をたてるもの」と言うのはもう時代遅れの話かもしれませんが、得てして家長として夫をたてる方がうまくいくものです。
それを、お父さんは私より給料が低いのよ!とか、家事もろくにできない役立たずなのよ!とか子供に言ってしまうのです。それが自分の自尊心をくすぐり、少しストレス発散にもなるからです。
●夫が何をしても何を言っても否定する
→夫が良かれと思ってしたことでも、悪い方にとり「何でこんなことするの!」とか、家事洗濯を手伝っても、「どうしてこんな風にしかできないの!」「やり直しは私がするから!本当にダメなんだから!」なんて言ってしまう。
何か家族旅行や遊びを計画しても「どこにそんな時間やお金があるの!あなたは暇でいいわね!」と全否定してしまう。
夫がやろうとしてくれたことへの感謝の気持ちを持たないし、そもそもその行為が夫の思いやりから出た行為なんて思いもしない。
●夫の両親や兄弟(姉妹)の悪口を言う
→とにかく、夫に関わるもの全てに腹がたつ、気に入らない。それが夫の大切にしている身内(特に両親)だと、全て毛嫌いする。
悪口を平気で言い、それを聞いている夫がどんな気持ちなのか思いやることさえできない。言っている本人はそれで気持ちよく、ストレスが発散されている。
夫としては、実はこの行為が一番情けなく腹が立つ行為であることが多いのだが、多くの嫁がこれをやってしまいがち。
●夫が何か意見を言おうのものなら逆ギレする
→夫が妻の言動を注意したり、自分の考えを言おうものなら、それこそ逆ギレして何倍にも言い返す。自分の話題だったはずのものを夫を責める言動にすり替える。
●決して自分の非を認めない
→夫が妻の悪い部分、出来ていない部分を注意すると、決して認めず自分を正当化する。そして逆に夫の出来ていない事への口撃を始める。
●自分一人で大切な事も決断する
→夫婦にとって大切な事柄も自分で勝手に決めてしまう。夫に意見を聞いたとしても、自分の考えと違ったら途端に不機嫌になり逆ギレして自分の考えを通してしまう。
夫は家庭の中で何の決断権もなくなり、妻の言いなりになるしかなくなるのです。
いかがでしたか?私の考える代表的な「妻のモラハラ行為」を挙げてみました。
いくつ当てはまりましたか?
おそらく、全て当てはまるんじゃないですか?
看護師の妻がモラハラの加害者になりがちな理由とは?
モラハラは、多くの女性が結婚してしばらくするとやってしまう行為なのだと思います。
男の勝手な言い分ですが、子供を産むと女性は強くなり、このモラハラ行為に拍車がかかるようです。
そして私の持論では、看護師の女性(妻)が特にこの傾向が強いように思うのです。
その具体的な理由をいくつか挙げてみましょう。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その①:夫を職場の強いストレスの捌け口にする
常に強いストレスに晒されている看護師は、そのストレスの吐口を家庭、特に夫に向ける傾向にあります。
職場での強いストレスを発散するのは常に夫に向けて。たまに子供に辛く当たってしまうこともあるでしょうが、主に夫に向けられます。
夫は、看護師の妻がどんなに大変な仕事をしているか一番の理解者であるため、そのストレスからくる言動を反論もせず、「自分が我慢すればいいのだから」とまともに受け止めがちなんです。
とにかく優しい夫が多いのです。
そして、看護師の妻はどんどんその言動がエスカレートしてしまいます。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その②:収入が多く自立心がある
看護師の収入は、平均的な男性サラリーマンの給料よりも多い傾向にあります。
そのため、自分は十分稼いでいる!自分はいつでも自立できる!という自負がどこかにあり、喧嘩になったりイライラした時に、ついその思いが口に出てしまうのです。
「私の方が稼いでいるのに!」とか、「もっと給料もらって来てよ!」とか言って夫のプライドを傷つけるのです。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その③:自分は社会に貢献していると言うプライドが高い
看護師は、病気や弱い人たちを救う崇高な仕事をしているという高いプライドがあり、夫の仕事を低く見てしまうことがあります(無意識ですが)。
その結果、夫がどんなに仕事で辛い思いをしていても、理解を示そうとせず、いつも自分が自分がと自己中心的な考えに陥りがちなのです。
どうして、私がこんな大変な思いをしているのに夫は理解してくれないんだ!どうして私ばかり苦労して辛い思いをしているんだ!と周りが見えなくなるのです。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その④:看護師は理詰めで考え口撃できる
看護師は、その仕事の特性上、物事を理論的に捉え、整理し話すことができます。
そのスキルが自分を正当化し夫を口撃することに向けられるのです。
夫は、仕事では同じようなスキルを発揮しているはずですが、なぜか家庭では、妻にはそのスキルが発動できないのです。
妻に話してもどうせ理解してもらえない、逆ギレされると面倒臭い!と言う思いがあるからでしょうか。
結果、妻からの口撃を一方的に受け、妻をエスカレートさせてしまうのです。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その⑤:決断力があり自分の考えが正しいと思っている
看護の職場は常に決断の連続。それも命がかかっている。そんな仕事の習慣が家庭でも発揮され、どんどん自分の思うように決断してしまいがちです。
子供の教育方針、進路。高価な買い物。旅行先。
どんどん進めます。
たまに、夫に相談しても既に自分の頭の中では決定事項があり、それと違うとイライラし怒り、結局思い通りにしてしまう。
とにかく自分の意見が通らなかったら、逆ギレして夫に当たり散らすのです。
看護師がモラハラ加害者になりやすい理由その⑥:夫の優しさにつけ込んでしまう
そもそも看護師と結婚しようと決めた男性は、看護師の妻を誇りに思い、それを支えてあげたい!と考えているような男性が多いものです。
そんな夫は、看護師の妻の一番の理解者であり応援者なのです。
ですから、多少妻がイライラしたり、疲れて家事洗濯が出来ていなくても怒らず、優しく接しがちです。
仕方ない。子供の為にも、家庭の為にも僕さえ我慢していればいいのだから・・・・
そんな夫の優しさに感謝するでもなく、逆につけ込んでどんどんエスカレートしてしまい、ついには夫にモラハラ行為を無意識の内にやってしまうようになるのです。
男である夫は、妻にどんなことを言われても、泣くことはせず必死に我慢するでしょう。
言い返せば逆ギレされて何倍にも返ってくることを知っているので、妻から一方的にモラハラされる図が出来上がるのです。
こうしてモラハラの負のスパイラルが生まれます。
怖いのは、モラハラしている看護師の妻には加害者意識がないこと!
モラハラは一種のイジメです。
学校でのイジメは、いじめる側にその加害者としての認識がないことに問題があります。
妻が夫に行うモラハラも、本人には加害者意識がないことが多いのです。
しかし、被害者の夫側はどんどん精神的に追い詰められ、周囲にも相談できず孤立していきます。
そして妻からのモラハラはエスカレート。
正にイジメの構図と一緒です。
女性(看護師)の皆さんからすれば、男である夫の方が腕力もあり、いざとなったら強いのに何を言ってるの!
と思うかもしれません。
そんな、腕力にものを言わせて妻を殴るなんて実際どれぐらいの男ができるでしょう。
できない男の方が多いのです。
看護師妻のモラハラ行為を止めるには?
前項で書いたように、モラハラはイジメと同じです。
やっている本人にはその自覚がないことが多いのです。
ですから、妻に対してあなたの言動はモラハラだと堂々と言ってみることも大切です。
それで態度を改めてくれることもあるでしょう。
モラハラ!?そんなつもりはない!と理解してくれないこともあるでしょう。
そんな時は、モラハラなんて難しい言葉を使わないで、
「お前の言動で自分がどんなに傷つき、嫌な思いをしているか」を話して聞かせましょう。
それでも、逆ギレし言動がエスカレートしてくるようであれば、最後の強硬手段しかないかもしれません。
別居でも離婚でも、とにかく夫婦が別々になること。
これ以上お互いが傷つけ合わない物理的な距離を作るしか解決策はありません。
子供がいる場合は、どちらが子供の面倒を見て、生活費をどうするか・・・など、いろいろ解決しないといけないことが多いでしょう。
でも、もつれてしまった夫婦関係を修復するよりも、その問題を一つ一つ片付け、お互いの人生をやり直す方が
よほど大切なことのように思います。
【最後に】離婚・別居なんてならないために
ここでは、一方的に看護師の妻が悪いと言う意見ばかり書いてしまいました。
でも本当はそうではないはずなのです。
夫の側にも責任があるはずなのです。
妻をそこまでエスカレートさせてしまったのは夫の責任です。
早い段階で話し合うべきでした。
ちゃんと自分の気持ちを伝えるべきでした。
妻は良かれ悪かれ自分の気持ちを夫であるあなたにぶつけて来ていたのです。
それを、事勿れと受け止め、受け流してきたことがここまで事態を悪化させてしまったことも事実です。
夫の皆さんはそれを自覚する必要があります。
その自覚のないまま看護師の妻の非を責めるばかりでは、何も解決しません。
妻の側も、夫の側も、二人の関係を俯瞰で見て(客観的に見て)、
どうぞ冷静に解決策を探ることを目指してください。
そして、これからの人生を末長く一緒に歩けるよう頑張ってみて下さい。
これからも喧嘩はするでしょう。相手を「死ねばいいのに!」なんて本気で思うこともあるでしょう。
それは当然です。私もそうでした。
夫婦といえど、他人です。
その他人が同じ空間で同じ一つの人生を歩んでいるんです・・・・
そう自分にも言い聞かせながら、今回のこの投稿を終わりたいと思います。