看護師の夫の本音

看護師は離婚する人が多いというけど、夫婦どちらに原因があるのかな?

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都市伝説?看護師の離婚率が高いという風評!

看護師はとにかく離婚率が高い!というのが世間一般の常識のように言われています。
しかし、国内の統計で看護師の離婚率を調べたデータはなく「周囲に離婚した看護師さんが多い!」といった体感値からそんな都市伝説のような噂が立っているのだと思われます。
実際に、看護師向けのメディア『ナーステート』(https://nurstetho.com/)が、2020年に看護師を対象に行ったアンケートによると、回答した看護師の中の73.6%も「看護師は離婚率が高い!」と答えているのです。
看護師たち自身、周囲を見回した体感からそう感じているのでしょう。
私も妻からは周囲に離婚している人が本当に多いと聞いていますし、何度か転職した職場のどこでも50%前後は離婚経験者だったと妻が言っていたので、あながち嘘ではなさそうです。
私の看護師の夫レーダーでは、看護師の20~30%が離婚しているんじゃないかとはじき出しています(笑)。

日本人全体の離婚率は実は低いんです

2020年の国内統計データでは、日本国内の国民全体の離婚率は1.69でした。

これは、人口1000人あたりの年間離婚件数のこと。(年間離婚届け出件数÷10月1日現在の日本人人口)×1000という計算式で求められる)なんか調子抜けに低いですよね。
マスコミが面白おかしく危機感をあおって、「毎年、結婚するカップルの3組に1組が離婚する」なんて報道することがありますが、実はその数字は本当の離婚率ではありません。
それは、単にその年に離婚したカップル数をその年に結婚したカップル数で割った数値だからです。

その年に離婚したカップル全てがその年に結婚した夫婦だという訳ではなく、結婚して何年もたった夫婦の離婚までカウントされているのですから全く意味のない数値です。

まやかしの数値ですね。

看護師の妻を持つ夫婦の場合、どちらに離婚原因がある?

看護師と結婚すると本当に多くの問題が夫婦の間に立ちはだかります。
私自身、30年程我慢し続けていますが、よくもまあ我慢できたな~と思うほどなのです。
いつくかあげると
●夜勤など勤務シフトがばらばらで夫婦の時間が持ちづらい
●土日や祝日、お盆や夏休みと休暇が合わず、家族そろっての行動がとりにくい
●いつもいらいらギスギスしていて喧嘩が絶えない
●場合によっては夫より給料が多い
と言ったことです。


でもこんなことは、夫婦の話し合いや我慢、そして妥協でなんとか解決できることばかりだと思っています。
ただ、それらの鬱憤が夫婦どちらにも溜まってしまうと、愛し合っていた時の愛情を失い、離婚しか選択肢がなくなってしまうのでしょう。

看護師の収入の多さが離婚を決断しやすくさせる

夫婦のすれ違いや喧嘩なんて、どの夫婦でも起こりえることです。
夜勤の特殊性があることを考慮したとしてもです。
それでも、看護師の離婚が多い一番の理由はやはり誰もが指摘するように「看護師の収入が多い=いつでも自立できる」ということでしょう。
夫の収入に依存しなくても生活できる。

その自信と現実が安易に「離婚」を選択させるのだと思います。


普通は、離婚したら自分一人では生活できないから、多少のことは我慢しようと思うものです。
看護師にはそれが無いのがある意味致命的ですね。

看護師の課題即決能力が離婚という選択を安易に選ばせる?

これは私の持論なので、反論もあるでしょうがまあ聞いてください。
看護師は、毎日生死の現場で働き、時に一瞬で判断して対処しなければ命に危険があるような場面にも立ち会います。
迷うことなく、決定を下さなければならない環境の中で、自分の人生上の決断「離婚」に関しても、その決断力が発揮され、比較的離婚を決断をしやすい傾向にあるのではと思うのです。
どちらかというと、夫を捨てる!に近いかもしれませんね。

夫も一人の夜が多いから自立心があり離婚を決断させる?

いっぽう、夫の方はどうなんでしょう。
看護師の妻は夜勤が多く、ひとりで夜を過ごすことが月に何度もあることになります。
妻のいない生活を何度も疑似体験しているのです。
それに、看護師を妻にすると、お掃除、洗濯、食事を夫もやれるようにならなければ生活が成り立ちません。

自分でなんでもできる自立力がつくのです。

別に女房がいなくてもいいや!って思うことが今でもあるぐらいですから、離婚はそんなにハードルが高くないことに感じるのです。

【まとめ】離婚が正解か不正解かは誰にもわからない

最後は夫婦の事なので、離婚か継続かどちらが正解かなんて他人にはわかりません。
もちろん、本人たちにだってわからないでしょう。
まだ子供がいれば、判断材料が多くなり、離婚を踏みとどまる可能性が高くなるのでしょうが、いない場合は、比較的容易に離婚を選択してしまいそうです。


ただ、意外に思うのは、私の妻が経験したいくつかの職場では、「子持ちでの離婚経験看護師」が多いのです。
子供を育てながらでも十分仕事を続けられて生活もできる収入や職場環境があるからでしょう。
社会的にも、シングルマザーは珍しくなく、むしろかっこいい女性像に映りさえします。
中には、旦那はいらないから子供だけ欲しいなんて強者もいるぐらいですから。
私は妻と連れ添って30年ほどたちますが、この歳になると愛情よりも「情」だけで繋がっていて、さすがに熟年離婚なんて真似は出来ないのですが、みなさんはどうなのでしょう。

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