看護師の家庭では何度も言うように夜勤があるため、幼児期だけでなく、ある程度子供が成長しても子育てが大変です。
我が家では乳児の時から夜勤のある勤務に復帰していたため(私が翌日休みになる日曜日の前日等に夜勤を入れる方法で)、乳飲み子と夜を過ごすこともあたりまえの日常でした。
おかげで、休みの日も寝不足で疲れが取れないなんて当たり前で、よくあの時期を乗り越えられたな~と今更ながら感心します。
妻の方が何倍も大変だったでしょうが・・・・
そんな経験の中で思ったことをいくつか挙げてみたいと思います。
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1) 母親がいない夜でも、いつもと同じ生活リズムで過ごさせる。
ついつい母親がいないと気が緩み、夜更かしやおやつの食べ過ぎなどをやりがちです。父親の方が甘いのです。それは逆に子供にとって良くない事なので、リズムを守るよう心がけましょう。
2) 母親がいない夜でも、外食は避ける。
母親が夜勤=外食・・・の図式は、夜勤にいく妻を悪者にしてしまいます。
最初は喜ぶのかもしれませんが、それが常態化すると外食よりも家で温かい出来立ての家庭料理の方がよくなるのです。
解決策→母親が夜勤の日は、できるだけ父親が頑張って晩御飯を作って食べさせましょう。
もちろん、翌朝の朝ごはんやお弁当づくりも大切です。私は、子供が自分たちで出来るようになるまで、それを20年近くやってきました。
3) 性に関してオープンになりすぎない。
看護師の母親は、性に関してかなりオープンです。セックスや陰部に関する事、恋人との事、避妊等、とてもオープンに話します。病院でどの科に属しているかにも寄るのでしょうが・・・・。妻が子供に話すのに、性教育以上の話ではないかと恥ずかしくなるぐらいです。
解決策→看護師の家庭では、少し性に関しては、ブレーキをかけるぐらいがちょうどいいのかもしれません。
4) 母親の不機嫌を子育てに持ち込まない
夜勤明け等、疲れている妻の不機嫌さは本当に勘弁して欲しいレベルです。何かにつけて当たり散らし、イライラピリピリしています。夫に対してだけならまだしも、子供に対しても同じ用にあたるため、子供はどうしていいかわからなくなります。父親である私が、「お母さんは疲れてるから怒りっぽいだけだからね」と
話してやりますが、子供にとって怒られる基準、レベルが母親の機嫌で変わるため、混乱するのです。精神的な成長に悪影響があるかもしれません。
解決策→妻と話し合い子供への感情コントロールの必要を説き、父親も子供の心をしっかりケアしてあげましょう。
5)子供の将来についての教育方針が違う
看護師の多くは、高卒で看護学校に行き国家試験を受け看護師になります。多くが中学か高校で看護師になるという将来を自分で決めていることが多いのです。それだけ、自分の将来を早くから決めるだけの精神的成長が早かったのかもしれません。それを子供にも求めすぎる傾向を感じます。子供が小学生、中学生の頃から、将来のことを考えていない子供を責め、考えることを強要するような発言が目立ちます。大学までいってのほほんとした時期を過ごして、ゆっくり将来の職業や夢を考えてきたサラリーマンの私とは、まったく考え方が違うのです。
解決策→こればかりは、教育方針を夫婦でよく話し合うしかありませんね。絶対喧嘩になるでしょう。
その場合は、父親は譲れるところは譲り、ある程度母親の方針に従ってあげましょう。たいてい正解です。
6)子供の大学時代の過ごし方への寛容さを持つ必要がある
看護師の妻は高卒で大学に行っていません。今の時代、多くの看護師が大学卒というのは珍しくありませんが、それでも多くが高卒でしょう。
大学生活というものを経験したことがないので、子供が大学生活を遊びや友達と過ごす時間に費やすことに腹が立つようです。
もっと将来のために勉強するべきだと。それは正論なのですが、大学生活は人生最後の息抜きの時間で、友達との友情を育む大切な場であることがなかなか理解できないので子供と対立することも多くなってしまいます。
解決策→これもどうしようもありません。できるだけ、子供の側に立って、子供を応援してフォローするしかないですね。母親に内緒であそぶためのお小遣いを渡してやるとか。