看護師と結婚すると、いろいろと我慢しなければならなかったり、価値観が違ったりと、夫としては何かとストレスが溜まることが多いのです。
時に、あわや離婚という所まで行ってしまうほどの喧嘩に発展してしまうこともありました。
そこで、今回は、私たち夫婦が本当に離婚しかけた理由をいくつか挙げて、同じ看護師夫婦のみなさんが同じ轍を踏まないよう注意喚起してみたいと思います。
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以外に看護師という職業特性で離婚に発展することは無かった
30年ほどの夫婦生活の中で、妻が看護師として働いているから離婚したいと思うようなことは無かったんですよねー。
これは意外でしょ。
私のブログでも、看護師妻への不平や不満を書いていますが、あくまでそれは愚痴です。
●看護師は夜勤もあり生活が不規則だからすれ違いが多い
●看護師は夜勤があるから晩御飯が作れない日がある
●看護師は医療の世界しかしらないから話が合わない
●看護師は給料が高いから頭があがらない
等、不満を挙げたらきりがありません。
参考記事:看護師の妻への不平や不満
でも、それらのどれも離婚に直結する事ではないと思うし、実際にそうでした。
そんなことになるのは、看護師との結婚を決断する時に十分わかっていて覚悟しないといけない事だからです。
逆に、それらのよく言われている愚痴は、「夜勤がある→妻から開放されて自由な夜がある」「給料が高いから頭が上がらない→家計が助かる」と良い方に考えたらなんでもない事なのです。
離婚しかけた理由TOP5
本当に離婚しかけた理由を挙げますが、それはいずれも普通の夫婦なら起こりえることで、なにも妻が看護師だから特別に起こったことではないのです。
① 子供の教育方針や教育への価値観が違った
私はのびのびと普通に育てたかったのですが、妻はしっかりとした教育や体験を子供のころからさせるべきと決めていました。そのためには、教育費も惜しまないし、親はそのために努力すべきだと考えていました。
また、友達関係もそのために犠牲にするの仕方ないと。
② お小遣いの少なさやその使い道についてうるさかった
教育費に惜しみなく費やすこともあり、お小遣いを最低限に減らされ、会社での付き合いもままならない状態になり、恥をかくことも多かったのです。さらに、少ないお小遣いの使い道までうるさく言われ、何度もカーとなりました。
③ 嫁姑小姑問題
私は次男であり、親とは別居していますが、とにかく私の実家に帰りたがらない。しまいには私の両親や兄弟の悪口を言う始末。嫁姑問題は普遍的な問題だと言われますが、避けて通ることはできないのでしょう。
④ 夜の生活問題
恥ずかしいのですが、夜の夫婦生活をほとんど拒まれて、ほぼセッ〇〇レスになってしまったこと。
これは、夫婦の離婚原因の中でもトップクラスに出てくる原因ですね。
⑤ いつもイライラしていてこちらまでイライラするから
妻はいつもイライラしていて、怒りっぽく、口の利き方も乱暴になっていきました。女らしさが消え、本当にわめいてばかりで、家にいても気持ちが安らがないばかりか、こちらまで気持ちがギスギスして喧嘩が絶えないようになったのです。
どうですか?これはどの夫婦、どの家庭でも起こりえる事ばかりですよね。
看護師だからという要素は全くありません。
どちらかと言うと、妻本人の性格や考え方によるものなのです。
世の中の夫婦の離婚原因は何?
私の離婚しようと思った原因TOP5はあくまで私の体験、私見です。
では世の中の夫婦全般に言える離婚原因は何なのでしょうか。
裁判所で離婚調停となった原因の司法統計からみてみましょう。
注)多い理由の上位5なので合計は100%にはなりません。
■男性に多く見られる離婚原因
1位 性格が合わない(60.9%)
2位 精神的に虐待する(19.7%)
3位 異性関係(13.8%)
4位 家族との折り合いが悪い(13.4%)
5位 性的不調和(12.5%)
となっています。
私のTOP5とかなり似ていますが、さすがに異性関係(浮気?)は私にはありませんでしたよ。
では、反対に女性の立場で見るとどうでしょう。
■女性に多く見られる離婚原因
1位 性格が合わない(39.1%)
2位 生活費を渡さない(29.4%)
3位 精神的に虐待する(25.2%)
4位 暴力を振るう(20.8%)
5位 異性関係(15.8%)
となっています。生活費を渡さないとか暴力をふるうなんてそもそも男としてどうかと思いますが、世の中にはそんな夫婦が意外にたくさんいるのでしょう。
夫の立場で妻が看護師だから離婚したいと思った事
何度もいうように妻が看護師だからと言って離婚原因にはならないし、労働条件や環境も関係ありません。
ただ、その労働条件や環境のせいで、結婚当初の妻と性格が大きく様変わりしてしまうことが主たる原因なのです。
●常に生死に関わる仕事をしているため気が強くなる→優しさが消え、男っぽい口調や態度になる
●不規則な勤務で寝不足や体調不良が続く→家で家事をやる気力がなくなり、夜の夫婦の生活も億劫になり夫を遠ざける
●常に気が張り緊張状態にある→いつもイライラして、夫への態度や言葉遣いが荒くなる
といった、2次的な変化や結果で、看護師の妻が嫌になる訳です。
そしてすぐに喧嘩になるのです。
簡単に言ってしまうと
看護師特有の勤務シフトや高い給料が直接の離婚理由になるのではなく、看護師を続ける中で、精神的に強くなるのと比例して、いつも常態的に心身が疲れ夫への態度が荒くなるといった性格上の変化が大きな原因なのです。
ただ、妻に看護師をやりながらも女性らしく優しいままで、そして夜も相手をして欲しいと願うのは酷というものかもしれません。
看護師を続ける上で、職業上も人間関係上も精神が強くならなければやっていけないでしょう。
きっと、そうならなければ心身ともボロボロになってしまうのかもしれません。
【まとめ】離婚危機を回避し幸せになるためのポイントとは?
では、どうしたら離婚危機を回避できるのでしょう?
夫婦どちらかが我慢すればいいいとかいうことではありません。
どちらにも努力が必要なのです。
看護師の夫は、妻が精神的に強くなって言動に優しさがなくなるのはある程度我慢すること。
売り言葉に買い言葉で、妻のイライラ言動に、正面から言い返していませんか?
夜の夫婦生活は、ちゃんと気持ちを伝えて回数は少なくても愛情を確認し合う意味でも月に何度かは相手をしてもらえるよう理解してもらいましょう。
そして、妻に愛情を注ぎ、それを言葉でも伝えることを努力しましょう。
看護師の妻は、自分の言動が夫を傷つけ、自分への愛情を失わせていることを自覚する必要があります。
夫の気持ちへの配慮が足りないこと、夫が男であり、自分の都合ばかり押し付けてもダメだということを考えなければいけません。
夫へ当たったり、不平不満をぶつけたりするもの、夫への甘えの裏返しなのかもしれませんが、そんなのは自分勝手なへ理屈です。
どうぞ、
自分が夫へどんな言動しているのか、夫に愛されるような妻でいるのか、思い返してみてください。
それもできないようなら、あなたは女として、妻としてもう終わりです。
こんな偉そうなことを書いていますが、実際私自身が、そして看護師の妻がそれを実践出来ているかというとそうではありません。
しかし、30年も離婚せずやってこれているのは、実践しようと努力はしてきたからなのです。
私の言葉が少しでも看護師とその夫の皆さんに届き、離婚なんてことにならず幸せになってもらえたらと願うばかりです。