看護師の夫の本音

コロナにかかった夫に看護師の妻はどう看護してくれたのか

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本当に久しぶりの投稿です。

とうとう私(看護師の夫)、コロナに罹患してしまいました。

今、看護師である妻は体調を崩してしばらく離職しているのですが、それでも自宅では口うるさく、

帰ったら「手洗い&うがい」をするよう言ってくれていたのに・・・・。

まあ、うつる時はうつりますよね。毎日何万人も感染して発症しているんだから。

そんなコロナに発症してしまった私に対して、看護師である妻がどう看護してくれたのかを

少しお話ししておきたいと思います。

看護師の妻は、コロナ発症した夫を徹底的に隔離!

看護師を妻に持つと病気の時に手厚い看護を受けられる!と迷信のように世間では思われていますよね。

とんでもありません!

看護師の妻を持つ夫のほぼ全員が「看護師の妻は病気になった夫に対して冷静である意味事務的!」と言っています。

冷静で事務的という言い方が適当なのか難しいのですが、

とにかく、夫が病気になったからと言って、優しくしてくれるとか、親身になるとかは皆無なのです。

特に、今回のコロナやインフルエンザのような感染症の場合は、自分や子供達への感染を防ぐことに

全力を注ぎます。

そして、治療や投薬に関しては病院に任せるのです。

適当な市販薬を飲してくれるとか、適当に自分で病名を判断するようなことはまずありません。

今回、コロナを発症した私に対して妻が対応したことをいくつか挙げてみましょう

まず、私の職場の同僚がコロナ発症したことを妻に話したのですが、その日から帰宅した私を自宅では「隔離状態」に!

少しでも感染リスクがあると判断したのか、帰宅したらリビングにも入らせてくれなくて、手洗いうがいをして、

そのまま自室に入るように携帯で指示があったのです。

直接面と向かってではなく携帯でです(笑)。徹底してるでしょう。

その日から、食事は自室のドアの前にお盆で置かれ、おいたらドアをノックして「ご飯!」と呼ばれます。

まるで囚人ですね。

ご飯のほか、コーヒーやおやつも同じようにドアの前に。

食べ終わった器は、ドアの前に置いておくと引き上げてくれます。

トイレは我が家に2つあったので、自室に近いトイレを私専用にして、隔離。

お風呂と洗面は家族全員が終わった後、最後に私が使うように指示が。

発症していないのにこの対応です。

いよいよコロナ発症

同僚が発症して3日目までこんな状態でした。

そして、覚悟はしていましたが、夜になり「なんか熱っぽい・・・」と思い、あらかじめ渡されていた

体温計で検温すると8度5分。喉も痛く、悪寒も。

ほぼ、コロナ発症間違いなし・・・・です。

変に市販の薬を飲むことは避け、翌朝を待つように妻に言われました。

コロナ外来をやっている近隣の病院を指定されそこに行くように言われる

ほぼコロナだと予想した妻は、事前に近くのコロナ外来の場所を調べてくれて、そこに行くように指示してきました。

私は、大きな総合病院に行くつもりだったのですが、「そんなところは混むし、すぐ見てくれないかもしれない!」というのです。

そこはプロの看護師。業界の人が言うのだからと、コロナ外来をやっているクリニックに行くことにしました。

診察は、事前に電話でコロナ外来を予約し、時間を指定され、コロナ患者専用の出口で入るよう言われました。

検査をするとやはりコロナ陽性・・・。とうとう私もなってしまったか・・

半分、肩の荷が降りるような不思議な感じでした。

コロナ陽性がわかった途端、完全隔離を開始

クリニックで陽性だとわかった途端、自宅では完全隔離が始まったのです。

3日前から始まっていた、自室での監禁状態はもちろんですが、

その他に

■ドアの前に置かれる食事の器が、陶器のものから紙の容器になる。

→私が口つけたものに触らないように使い捨ての容器で食事が出されるように。

■ゴミは大きなゴミ袋を準備され、それに入れていくように指示される。

■洗濯物は、まとめてナイロン袋に入れて外に出すように指示される。

→解熱剤を飲むとどうしても汗が出て着替え回数が多くなるのですが、全て袋に詰めて

自室のドアの外に出しておきました。

■トイレや洗面を使う時は、マスクを着用して自室を出る旨を家族に連絡するように指示される。

→トイレや洗面でどうしても自室を出る時には、必ずマスク着用で家族と鉢合わせしないよう

自室を出ることを知らせていました。さらに、トイレなど触った場所を消毒するように

アルコール入りウエットティッシュを準備されました。

■お風呂の禁止

まあ発熱しているのでお風呂は禁止は当たり前なのですが、私の場合は、

発熱から隔離期間の7日はお風呂禁止でした。きつかった〜。

ちなみに、私は5日間毎日8度5分前後の発熱が続きました。

■連絡は全てLINEか電話で連絡しあう

とにかく絶対に直接会うことは禁止でした。

結局、同僚の発症の日からの3日間。

そして私が発症し、隔離期間の7日間。

仕事に復帰してからも用心して7日間。

合計17日間、自宅での隔離が続き、妻はもちろん子供とも顔を合わせることは

ありませんでした。

それぐらい徹底した対応を妻にされたのです。

ある意味手厚い看護だったのかも

自宅での隔離の17日間、食事の準備はもちろん、洗濯物の処理まで妻は徹底してやってくれました。

それは、ある意味看護師としてプロの対応だったのです。

変に心配して自室まで様子を見に来たりして、感染リスクをおかすようなことは絶対にしない。

あらゆるリスクを排除する対策を徹底してくれました。

それは、ある意味手厚い看護だったと言ってもいいかもしれません。

薬の処方や診断は医師に任せ、自分は看護と感染の防止に努める。

それはまさに看護師の仕事です。

それは、自宅であれ病人に対してはそうなるのでしょう。

後遺症に苦しむもなんとか復活

今は、発症から1ケ月経過し、治癒した状態ではあるのですが、世間一般と同じくやはり後遺症で

苦しむ毎日です。

私の場合は「咳」。喋ると咳き込み苦しいのです。

こればっかりは日にち薬で治していくしかないので仕方ありません。

【まとめ】結論:看護師の妻は自宅でもプロの仕事をする!

最後に結論です。

看護師の女性を妻にすると、夫が病気になった時に優しく手厚い看護が受けられる・・・・と言うのは嘘!

正しくは、看護師を妻にすると自宅でもプロの看護が受けられる!・・が正解。

でも、病人に対して正しい看護をしてくれるので、ある意味手厚い看護だと言ってもいいのではないでしょうか。

看護師の女性を妻にするのが良いのか悪いのかは私には結論は出せません。

でも、安心安全な看護を期待できるのは確かですよ。

 

 

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